東京五輪の開幕に先駆け、福島県で21日午前にあったソフトボールの日本―豪州戦に、内野手として出場した川畑瞳選手(デンソー)の母校・神村学園(鹿児島県いちき串木野市)では、生徒ら400人がテレビ観戦し、声を出さずに応援した。
この日は終業式で全校生徒が登校。観戦は新型コロナ対策のため3年生とソフトボール部員に限定し、いすの間隔をあけて消毒を徹底。窓も開けて行われた。
高等部の山田浩一校長は「全校生徒が一緒になって感動を味わってもらいたかったけど、やむを得ず最後の年の3年生だけにした。心の中でしっかり応援してほしい」と話した。
大声を防ぐため、ソフトボール部の主将久保初希さん(17)が1人だけ声を出すことに。マスク越しにマイクで「がんばれ、がんばれ、カ・ワ・バ・タ!」と声援を送り、生徒たちは手拍子で合わせた。
試合は8―1のコールド勝ち。久保さんは「先輩がオリンピック代表になったのは私たちの誇り。これからの活躍が楽しみです」と期待を寄せた。
この日は川畑選手の父で同校…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル